ITB療法を受けている
患者さん、ご家族、介護者の方ですか?

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ITB療法を受けている患者さんとご家族へ
治療中に受けられる公的サービスは?

監修:横浜市立大学附属市民総合医療センター リハビリテーション科 根本明宜 先生

国や自治体による費用の支援としては何があるの?

痙縮(けいしゅく)の原因疾患には、国が難病(特定疾患)に指定し、医療費の大半を国が支払う制度の対象になるものが多くあります。

痙縮の原因疾患には、国が難病に指定し医療費の大半を国が支払う制度の対象になるものが多くあります。また、日常生活の支えとなるようなサービスを受けることもできます。障害の程度や各自治体によって受けられる制度が異なりますので、詳しくは地方自治体や病院の医療相談窓口などにお問い合わせください。

身体障害者手帳

身体障害者手帳の交付を受けると、下記のような助成やサービスを受けることができます。

  • 医療費の助成
  • 所得税・住民税の控除
  • 鉄道やバス、公共施設などの割引
  • 携帯電話の使用料金の割引

など

介護保険制度

65歳以上の方と、40~64歳の医療保険に加入している方で、要介護(要支援)認定を受けると、下記のような介護サービスを受けることができます。

  • 介護保険施設(特別養護老人ホーム、老人保健施設など)への入所とサービス
  • 通所介護(デイサービス)のサービス
  • 訪問介護(ホームヘルパー)のサービス
  • 通所・訪問リハビリテーションのサービス
  • 補装具費の支援
  • 住宅改修費の支援

など

厚生労働省ホームページの「介護保険制度の概要」では、 介護保険制度に関する情報が掲載されています。

urlhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/index.html(別ウィンドウで開きます)

高額療養費制度

医療機関や薬局の窓口で1ヵ月に支払った額が一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度です。また、年齢や所得額に応じて、支払う医療費の上限が定められており、いくつかの条件を満たすと、さらに負担が軽減される仕組みもあります。

厚生労働省ホームページの「高額療養費制度を利用される皆さまへ」では、 高額療養費制度に関する情報が掲載されています。

urlhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html(別ウィンドウで開きます)

特定医療費(指定難病)助成制度

難病とは、発症の原因が明らかではなく、かつ治療法が確立していない希少な疾病で、長期の療養が必要となるものです。難病のうち、厚生労働大臣によって指定された疾病が「指定難病」とされ、医療費の助成対象となります。
指定難病と診断され、かつ病状の程度が一定の基準を満たす患者さんが医療費助成の対象となります。

難病情報センターホームページでは、指定難病に関する情報が掲載されています。

urlhttps://www.nanbyou.or.jp/(別ウィンドウで開きます)